「英霊にこたえる会」の会長中條高德です。
初代の石田和外会長(元最高裁長官)、二代目井本臺吉会長(元検事総長)、三代目堀江正夫会長(陸士50期・元西部方面総監・元参議院議員)の後をうけて、平成二十一年四月二十三日に開催された「英霊にこたえる会」第三十五回総会で、第四代目の会長に就任致しました。
「護国のいしずえとなり、尊い一命を国に捧げた二五〇万の英霊に対し、国及び国民の尊崇と感謝の誠を表わすため、国民の代表である総理等が、公の行事として参拝されるよう広く国民運動を推進し、これを実現する」という本会の目的を達成するため、本会は、全国の会員の皆様とご支援いただく国民の方々と共に努力してまいりましたが、今回図らずも私が本会の会長に選任され、この意義ある崇高な事業に微力を盡す機会を与えられたことを名誉とし、覚悟を新たにすると共にその責任の重さを痛感している次第であります。
小泉純一郎元首相が十六年間の長きに亘って中断していた「総理の靖國神社参拝」を復活し、平成十三年から平成十八まで、毎年、靖國神社を公式参拝されました。小泉首相の後継者に、安倍晋三首相が選ばれた時、我々は、安倍氏の官房長官当時の言動から「総理及び閣僚の靖國神社公式参拝の定着化」という長年の念願の達成に大なる燭光を見た思いがありました。
ところが、安倍首相は「あいまい戦術」を唱え、総理としての靖國神社参拝を行わないまま退陣され、後を継がれた福田康夫首相は、自身の所信どおり「人の嫌がることはやらない」との国益代表たる首相としてあるまじき発言を続けて靖國神社参拝を実施することなく退陣しました。
麻生太郎総理は、安倍首相退陣後の後継総裁選において、靖國神社問題について「国の為、一身を捧げられた英霊が祀られている靖國神社に参拝することは、当然のこと」と明言され、昨秋の靖國神社例大祭には総理として大眞榊を奉納されたが、総理就任後の昨年十月七日に行われた衆院予算委員会の基本的質疑で参拝に関し「行くとも行かないとも答えることはない」と明言を避け、あいまい戦術をとられ、今もって総理としての靖國神社公式参拝は行われていません。
さる一月十八日、自由民主党は、第七十六回党大会において「責任ある保守党として、わが党は引き続き国民に対する責任と義務をあらためて認識し、日本の歴史、文化、伝統を尊重し、靖國神社への参拝を受け継ぎ、国の礎となられた方々に対して哀悼の誠を捧げ、恒久平和への決意をあらたにする」と平成二十一年党運動方針を掲げました。
麻生総理は、自由民主党の総裁として、又、我国の宰相として靖國神社参拝を決断し、実行しなければならない時であります。
本年は、まもなく総選挙が実施されます。私どもは靖國神社不参拝を唱える政党に、日本国家の将来を託することは出来ません。総選挙の結果がわが国の命運を左右します。
この国家の命運を決する時期にあたり、麻生総理に国家の最高指導者としての決断を求めるものであります。
自国の戦没者を慰霊し、その精神を後世に伝えていくことは、どこの国も国家存立の原点として行っており、その慰霊と顕彰はその国の伝統、文化、習俗や宗教的な慣習に即して最高の儀礼をもって行われております。
しかるに、わが国においては敗戦による占領軍の指令を今日まで徒らに遵守し、国家の最大の務めである英霊顕彰を蔑ろにしているのが残念ながら現状であります。英霊顕彰なき国家に将来がないことは、歴史の証明するところであります。国益を代表する者は、他国の内政干渉などに一切右顧左眄してならないことは当然であります。
明治天皇の御意により、国に殉じた全戦没者をお祀りした靖國神社は、戦前は国家で管轄されていました。その靖國神社に、国民を代表する総理・閣僚をはじめ国会議員等が胸を張って参拝し、天皇陛下御親拝の道をお拓き申し上げる事こそ、立法府や行政府の最も大切な役割であります。そして、憲法改正時には是非とも靖國神社を国が護持するように致したい。
我々のこの目標を達成する為には、会員の皆様の今後一層のご協力は勿論でありますが、特に国民の皆様にもご理解いただき、絶大なご支援を賜わりたいものと心から念願してやみません。
何卒よろしくお願い申し上げ、私の挨拶と致します。
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