「第38回戦歿者追悼中央国民集会」を日本会議と共催
「第38回戦歿者追悼中央国民集会」を日本会議と共催
2024.08.15
- お知らせ
慰霊大祭に引き続き、午前10時30分から日本会議と共催で「第38回戦歿者追悼中央国民集会」を靖國神社内「靖國会館2階 偕行の間」内で開催した。参加者は約100名でした。
国歌斉唱、本会佐藤壽紀事務局長の先導により靖國神社拝礼、終戦の詔書拝聴(玉音放送)後、主催者代表挨拶 古庄幸一英霊にこたえる会会長、百地章日本会議政策委員長、各界代表として石川昭政自民党参議院議員、李登輝友の会理事 李久惟氏、女流講談師 神田蘭氏が提言された。
正午の時報に合わせて戦歿者への黙祷、天皇陛下のお言葉拝聴、日本会議の学生代表の力強い「声明」朗読、その後参加者全員で「海ゆかば」を斉唱した。
古庄幸一 英霊にこたえる会 会長
百地章 日本会議政策委員長
石川昭政 自民党参議院議員
李登輝友の会理事 李久惟 氏
女流講談師 神田蘭 氏
「声 明」
本日、第七十九回の終戦記念日を迎えることとなった。先の大戦において、我が国の独立と平和を守るために散華されたあまたの英霊の願いも空しく、祖国日本の現状は、未曾有の国難のさなかにあるといっても過言ではない。
今さらながら、我が国は周辺を力による現状の変更を目指すロシア・中国・北朝鮮の三国に取り囲まれている。これら三国は、軍事的連携をかつてなく強固にしており、ウクライナを侵略しているロシアを北朝鮮が軍事的に支え、その見返りにロシアはミサイル技術を提供している。中国は我が国の近海においてロシアとの合同軍事演習を積み重ねる一方、尖閣諸島に対して武装公船による領海侵犯を常態化させ、さらに台湾やフィリピンに対する軍事的威圧を強化している。まさに木原稔防衛大臣が令和六年版防衛白書で指摘しているとおり、「国際社会は戦後最大の試練の時を迎え、既存の秩序は深刻な挑戦を受け、新たな危機の時代に突入している」のである。
にもかかわらず戦後の日本では、我が国の過去を一方的に断罪した東京裁判史観の影響の下で、「平和主義」と称する美名のもと、国の主権と独立、国民の生命・財産を守るべき国家の責務を軽んずる悪しき風潮が長らく社会に蔓延してきた。
そのような中、我が国を取り巻く安全保障環境が激変するに至り、ようやく安倍内閣における集団的自衛権の部分的容認、岸田内閣における国家安全保障戦略など安保関連三文書の改定等々、安全保障政策の大転換が図られつつある。
しかしながら、現行憲法はそもそも我が国に対する武力攻撃や大規模自然災害等の緊急事態を全く想定していない。それ故、憲法の不備・欠陥の根本的な是正なくして、これら内外の危機に対処できないことは誰の目にも明らかである。我が国にはこれ以上時間を空費する暇はない。
我々は、自民党をはじめ、公明党、日本維新の会、国民民主党など各会派に対して国会閉会中の改憲案の策定を働きかけていく。しかして秋の臨時国会において緊急事態条項の創設および自衛隊明記のための憲法改正発議を実現し、終戦八十年を迎える来年に向けて、現行憲法の欠陥を抜本的に克服する第一歩となる国民運動に邁進する決意である。
ここ靖國神社に鎮まります二四六万余柱の英霊の御前に、あらためて、令和の御代における「正しく美しい日本国の再生」を目指して、これまで以上に多彩な国民運動を展開すること、就中、何よりもまず内閣総理大臣による靖國神社参拝の再開と定着を図り、天皇陛下の靖國神社ご親拝の実現へ向けて全力を傾注することを、ここに強く誓うものである。
右、声明する。
令和六年八月十五日
第三十八回戦歿者追悼中央国民集会
英霊にこたえる会
日 本 会 議
入会申し込み・お問い合わせCONTACT
本会への入会申し込み・お問い合わせは、こちらからお願いいたします。