「故中條高徳会長を偲ぶ会」での堀江正夫名誉会長の「お別れのことば」

「故中條高徳会長を偲ぶ会」での堀江正夫名誉会長の「お別れのことば」

2015.04.28

  • お知らせ

 中條君、心からの親愛の心を籠めて、敢えて中條君と呼ばせて頂きます。
 中條君、五年半余に及ぶ英霊にこたえる会会長としての身を挺しての御活躍、本当にありがとうございました。
 この間の絶大な御功績に唯々頭の下がる思いです。
 昨春から体調を崩しながら、第40回総会、靖國神社の春・秋季例大祭、崇敬奉賛会総会に盡く出席し、特に第39回全国戦歿者慰霊大祭では力強く「祭文」を奏上された中條君、君の健康状態に、一抹の不安を感じお会いする度に、無理をしないようにと言いながら、順天堂医大の天野教授の執刀で心臓の手術を受けられた際、「百歳まで大丈夫」と言われたとの言葉を信じたいと、願っていた私にとりまして、正月早々の朝刊で君の訃報を知ったときの驚きは、言葉に言い表すことができません。
 私の後継をお願いした時、即答を避けた君は、南部靖國神社宮司の逝去に接し「4代目会長」を「天意」と捉え、心よく承諾してくれました。そして就任早々から、各方面の活動に極めて多忙の身を、会の運営基金源や靖國神社への特別奉納金となる靖國カレンダーの頒布をはじめとし、本会の運営に身魂を傾け、その陣頭に立って御活躍頂いたことは、全会員が心から感銘していたところであります。
 しかし、まさか百歳を目前にした私が一廻りも若い君の遺影の前に立って、こうして「お別れのことば」を述べることになろうとは………中條君、私は君に「私に対する追悼のことば」をお願いしておくつもりでした。
 靖國神社の近くに居を構え、毎朝靖國神社に参拝することを日課としていた中條君、君の魂は、今、靖國神社の社でご英霊と共に、わが国の行く末をいつまでも見守ってくれるでしょう。

    靖國の 御霊に思い 残しつつ
         一足先に  君は旅立つ

 中條君、本当に本当に、御苦労様でした。有難うございました。安らかにお眠りなり英霊にこたえる会の将来をお見守り下さい。
 
平成二十七年四月二十三日
英霊にこたえる会 中央本部
名誉会長 堀江正夫

入会申し込み・お問い合わせCONTACT

本会への入会申し込み・お問い合わせは、こちらからお願いいたします。