「第35回戦歿者追悼中央国民集会」を日本会議と共催

「第35回戦歿者追悼中央国民集会」を日本会議と共催

2021.08.15

  • お知らせ

寺島泰三英霊にこたえる会会長は、「私ども英霊にこたえる会は昭和五十一年発足以来本年で四十五年の節目を迎えました。この間一途に英霊顕彰に努めて参りましたが時代の流れとはいえ未だ目的を達成することなく今日を迎えますことは慚愧に堪えず、御英霊の御霊に対し心からお詫び申し上げたいと存じます。
また時代の変遷に伴い、従来英霊顕彰の中心的存在であった英霊のご遺族も妻や子の時代から戦争体験のない孫ひ孫の時代となり、また多数存在した戦友会も高齢化に伴い逐次解散せざるを得ない現状にあり、世代交代の波は否応なく押し寄せてきています。
また大東亜戦争の語り部もだんだんと数少なくなってきております。昭和も遠くなり大東亜戦争もまた遠くなり、結果英霊も又遠くなりかねません。
しかし如何なる時代を迎えようとも国家として国家にとって英霊顕彰の大切なことは変わることはありません。私達は改めてこの重要性を認識し、時代に応じた意識改革に努め、志を同じくする多くの皆様とともに新たな視点に立った活動を展開すべく努力精進を重ねて参りたいと思います。」と力強く挨拶を述べた。

声明

戦後七十五年目を迎えた今日、我が国内外の情勢はこれまでと一変している。
まず国内に目を向ければ、世界的大流行を続ける新型コロナウィルスに対して、我が国は国民の自粛努力によって一時は感染者数の拡大を食い止めたかに思われたが、七月に入るや全国各地で再び急増し、国民生活に深刻な打撃を及ぼす事態となっている。
他方、国外に目を転じると、中国は覇権主義的行動を一層強め、我が国尖閣諸島周辺海域において四月中旬から百日を超えて連日中国公船が我が国の排他的経済水域に侵入したり、五月八日以来数度にわたって我が国領海で操業中の日本漁船を執拗に追尾したりしている。
加えて国際法を無視した南シナ海の領海化、香港の自由を蹂躙する香港国家安全法の制定、ブータン東部に対する領有権の主張など、国際社会への不当な挑戦は止まることがない。
今さら繰り返すまでもなく、戦後日本は、我が国を一方的に断罪した東京裁判史観を払拭できず、祖国の名誉も未だ回復されていない。また「平和主義」なる美名のもと、我が国の主権と国民の生命・財産を守るべき国家の責務を軽んずる悪しき風潮が蔓延してきた。
その象徴が国会における憲法論議の停滞である。議論それ自体を拒否する一部野党の頑なな態度によって、国会の憲法審査会では、ニ年間六国会にわたって実質審議がなされていない。国内外の情勢に鑑みれば、このような無為無策が許されるはずがない。新型コロナウィルスの全国的感染拡大を阻止しえぬ強制力なき新型インフルエンザ特措法の改正や、国際社会が連携し中国の覇権主義に対峙しようとしている中で、我が国の領土、尖閣諸島を堂々と警備することさえできない自衛隊の憲法への明記など、憲法論議が不可避な課題は山積している。それ故、国会が速やかに憲法論議の活性化に向けて総力を結集すべきことは疑う余地がない。
我々が享受している今日の平和と繁栄の礎は、幕末維新から先の大戦に至るまで、国家存亡の危機に際して尊い一命を捧げられた、ここ靖國神社に鎮まります二百四十六万余柱の英霊によって築かれたものである。このことを肝に銘じ、中断されたままの総理大臣による靖國神社参拝の再開と定着に向けて一層の努力を継続し、天皇陛下の靖國神社ご親拝実現への道を拓かなければならない。
我々は、これらの諸課題に取り組み、令和の御代において正しく強く美しい日本国の再生を図るべき、国民運動のさらなる展開に邁進することを、ここに誓う。
右、声明する。

令和三年八月十五日
第三十五回戦歿者追悼中央国民集会
英霊にこたえる会
日本会議

 

※ネットライブ中継動画アーカイブはこちら


田久保忠衛 日本会議会長


寺島泰三 英霊にこたえる会 会長


和田政宗 自民党参議院議員


アンドリュー・トムソン 元豪州スポーツ観光大臣


ジャーナリスト・作家 門田隆将 氏

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