第40回 総会 会長挨拶

第40回 総会 会長挨拶

2014.04.28

  • お知らせ

本日、ここに第四十回「英霊にこたえる会」の総会を開催するに当り、各都道府県本部並びに中央参加団体の代表各位のご列席を賜わり、厚く御礼申し上げます。
 被災地に、大地震、大津波、原発事故の三重苦の大災害をもたらした東日本大震災後、早くも三年有余を経ましたが、完全復興の途は未だ尚遠しの感があります。
 ここに改めて、犠牲となられた方々のご冥福と被災地域の完全復興の一日も早い達成を祈念申し上げますとともに、ご列席の皆様方の限りないご尽力とご支援に対し、衷心より敬意と謝意を表するものであります。
 ご承知のとおり、第二次安倍政権が発足してから丁度一年後の昨年十二月二十六日、安倍総理は、靖國神社に参拝されました。
 自民党総裁選に再度立候補された際の記者会見で「国の指導者が靖國神社に参拝し、英霊に尊崇の念を表するのは当然だ。首相在任中に参拝できなかったのは、痛恨の極みだ」と述べられ、第二次安倍内閣発足後も再三に亘り国会の場で「痛恨の極み」を表明されていた安倍総理は、春秋の例大祭では、参拝も見送られて「真榊」を奉納され、八月十五には玉串料を上納され参拝はされませんでした。
 私は昨年の総会挨拶で、安倍総理は必ず年内には参拝されると確信していると申しましたが、安倍総理の靖國参拝による国際社会に与える影響や米政府の思惑等を考慮して、年内の「総理参拝」は無理かと思っていた矢先の決行でした。
 七年間かけて念願を果たされた安倍総理の靖國神社参拝に対し、私どもはその決断に心から敬意と謝意を表するものです。
 これに対し、中国・韓国の猛反発は予想通りとは云え、常軌を逸した感があります。その上今回は、米政府まで「失望」の意を表明しました。
 中・韓両国は、安倍総理の靖國神社といわゆる慰安婦問題をセットして、安倍総理ひいては、我が国の歴史認識に横槍を入れ「日本の指導者は、第二次世界大戦時の犯罪を否定している」と批判し、世界各国の駐在大使を総動員してマスコミ工作を行い、謀略宣伝外交を展開しているのは衆知のとおりです。
 私が折にふれ述べておりますように、①東京裁判は国際法上の汚点であり、マッカーサー自身が上院で「東京裁判は間違っていた」と告白しています。②いわゆるABC級戦犯として刑死された方を含め「戦犯」とされた方は、二十八年の国会で与野党一致で立法成立させて名誉回復し、遺族には年金も支給し、わが国には、いわゆる「戦犯」は存在せず、故に靖國神社には、戦犯は祀られていなく「昭和殉難者」が合祀されているものです。③いわゆる慰安婦問題では、産経新聞の調べで「河野談話」そのものが日韓での「合作」で欺瞞性が明らかになりました。④先の大戦で、日本は中共や韓国とは戦っていません。毛沢東は、社会党の訪中団に対し「日本のお陰で建国できた」と感謝した事実があります。このような歴史認識について、日本の主要報道機関は「中・韓両国の歴史認識こそ間違いを正せ」と一向に論陣を張る姿勢を見せていません。我が国の国益を守ることの出来ないマスコミの姿勢こそ、我が国にとって最大の悲劇と云えるでしょう。
 本日は、櫻井よしこ先生に審議終了後、ご講演をいただくことになっていますので、櫻井先生からもご教示があると思いますので、これ以上申しませんが、最後に次のことを申し上げたい。
「いずれの近代国家も、その国に命を捧げる行為を最も尊い価値としてきた」
「国事行為たる戦争の犠牲者を祀る靖國神社に詣でる事をしない政治家に、国政に参加する資格はない」と。
 安倍現政権には、憲法改正、教育改革、安全保障、靖國問題など私どもが「安倍総理でなければ出来ない」と期待する課題が山積しています。
 安倍総理が決行された「靖國神社参拝」を今後とも中・韓両国の内政干渉を斥け、毅然として続行され、これら課題を解決されて世界に冠たる「強くて美しい国、日本の再生」が結実するよう、力を合わせて邁進してまいりましょう。
 皆様の今後一層一層のご活躍と益々のご健勝を祈念し、私の挨拶と致します。

平成二十六年四月二十三日
英霊にこたえる会 中央本部
会長  中條高德

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