「第36回戦歿者追悼中央国民集会」を日本会議との共催
「第36回戦歿者追悼中央国民集会」を日本会議との共催
2022.08.15
- お知らせ
慰霊大祭に引き続き、午前10時30分から日本会議との共催で「第36回戦歿者追悼中央国民集会」を靖國神社内「靖國会館2階 偕行の間」内で開催した。新型コロナウイルス感染防止対策のため、参加者を50名に限定して実施した。
国歌斉唱、本会副会長藤田様の先導により靖國神社拝礼、終戦の詔書拝聴(玉音放送)後、寺島泰三英霊にこたえる会会長、田久保忠衛日本会議会長、山谷えり子自民党参議院議員、ウクライナ出身政治評論家ナザレンコ・アンドリー氏、元海将補落合畯氏が提言された。
正午の時報に合わせて戦歿者への黙祷、天皇陛下のお言葉拝聴、日本会議の学生代表の力強い「声明」朗読、その後参加者全員で「海ゆかば」を斉唱した。
寺島泰三 英霊にこたえる会 会長
田久保忠衛 日本会議会長
山谷えり子 自民党参議院議員
ウクライナ出身政治評論家 ナザレンコ・アンドリー氏
元海将補 落合畯氏声明
我が国は、第七十七回目となる終戦記念の日を、まさに未曾有の国難の中で迎えることとなった。
まず海外に目を向ければ、二月二十四日に始まったロシアによるウクライナ侵略は未だ解決の目途が立っていない。世界有数の軍事大国であり、国連安保理常任理事国がひとたび「力による現状変更」を決意すれば、外交による解決努力は徒労でしかない、という冷厳な事実を世界中に突きつけることとなった。さらには我が国自体が「力による現状変更」を目論む中国・ロシア・北朝鮮に取り囲まれており、中ロ両国は我が国周辺海空域での共同軍事行動や尖閣諸島周辺海域での領海侵犯、北朝鮮はミサイル発射実験を繰り返すなど、我が国への軍事的威圧を繰り返している。
一方、国内では新型コロナウイルス感染症が七回目の大流行に突入し、再び医療提供体制が危機に陥いるとともに、経済活動にも大きな影響を及ぼしている。まさに我が国は内憂外患のさなかにあるといって過言ではない。 周知のように、戦後日本では、我が国を一方的に断罪した東京裁判史観の影響の下で、「平和主義」なる美名のもと、我が国の主権と国民の生命・財産を守るべき国家の責務を軽んずる悪しき風潮が長らく社会に蔓延してきた。
しかし、今日、国民意識は劇的に変化しつつある。先に行われた参議院選挙では、憲法改正に前向きな自民・公明・維新・国民四党は、改憲発議に必要な三分の二の一六六を超える一七七議席を確保するに至った。 また参議院選挙後に行われた世論調査の結果として、新聞各社とも憲法改正への支持が過半数を超えていると報道している。さらには朝日新聞でさえ、岸田政権の下で憲法第九条を改正し自衛隊の存在を明記することに、五一%が賛成していると認めている。
我が国に時間を空費する余裕はない。我々は、憲法改正実現のため、憲法審査会における議論の促進と一刻も早い改憲発議を実現すべく、国民運動に邁進する決意である。
だが、我が国がこの重大局面を迎えているまさにその時に、戦後体制からの脱却を目指して、憲法改正をはじめ、国家の基本にかかわる諸問題に関して、長らく先頭に立って取り組まれてきた安倍晋三元総理の突然の訃報に接した。誠に無念の極みである。安倍元総理の、これまでの多大なご功績に対して深く感謝申し上げるとともに、衷心より哀悼の意を表する。
我々は、ここ靖國神社に鎮まります二四六万余柱の英霊の前に、あらためて、令和の御代において美しく正しい日本国の再生を目指して、これまで以上に多彩な国民運動を展開し、これによって内閣総理大臣による靖國神社参拝の再開と定着、さらには天皇陛下の靖國神社ご親拝実現への道を拓くことを、強く誓う。
右、声明する。令和四年八月十五日
第三十六回戦歿者追悼中央国民集会
英霊にこたえる会
日本会議
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