第48回全国戦歿者慰霊大祭を斎行

第48回全国戦歿者慰霊大祭を斎行

2023.08.15

  • お知らせ

「終戦の詔書」を拝してから78年目を迎えた8月15日、本会主催の「第48回全国戦歿者慰霊大祭」を午前9時から靖國神社で斎行した。本年は、令和元年以来制限のない状況での開催となった。大祭には本会会長及び副会長はじめ、自衛隊の統合・陸・海・空各幕僚長(代理)、中央参加団体、一般を含め65名が参列した。
国歌斉唱、修祓、献饌、祝詞奏上、祭文奏上、玉串奉奠を実施した。本年は、23団体から供花を頂いた。また、岡山県笠岡市遺族連会合からの「千羽鶴」が奉納された。

古庄幸一会長、副会長、来賓(拝殿にて)

 

第四十八回全国戦歿者慰霊大祭  祭文

「終戦の詔書」を拝してから七十八年目を迎えた本日、ここ靖國神社に鎮座まします二百四十六万六千余柱の英霊の大前において、英霊にこたえる会「第四十八回全国戦歿者慰霊大祭」を執り行うにあたり、本会を代表して謹んで祭文を奏上致します。

さて、本慰霊大祭は、コロナのために自粛していましたが、四年ぶりに通常の態勢で開催できることになりました。しかし世界の情勢や我が国周辺の脅威は、未だかつてない動きをしています。

昨年二月、国連の安全保障理事会の常任理事国であるロシアがウクライナに侵攻し、一年半を経過しました。戦況は先を見通せない状況にあり、長期化も予想されて、ロシアが核の使用を示唆するなか、米国、欧州そして我が国を含めた民主主義陣営は、ウクライナ支援を継続しています。

一方、中国は台湾統一を中国の内政問題と言いながら海洋権益を拡大し、また、北朝鮮は、核とミサイル実験に明け暮れています。

今こそ我が国は、GHQに洗脳された大東亜戦争の自虐史観から脱皮し、正しい教育により愛国心と二千六百年の素晴らしい文化・伝統を取り戻し、誇りを持たなければなりません。その為には、先ずは政治が大きく動き、憲法を自前の憲法に変えることが最優先だと強く思います。しかし、大東亜戦争の終結から七十八年を迎え、時代も昭和・平成・令和と変遷して参りました。この時代の流れの中で、私どもの活動の中心である英霊のご遺族、戦友と関係者の皆様も高齢化し、世代交代が急速に進み「英霊にこたえる会」の前途も厳しいものになりつつあります。

天皇陛下は、ご即位以来、靖國神社の春・秋の例大祭には勅使を差遣されお供物を捧げられており、英霊に対する思し召しも歴代天皇陛下と等しく深いものがおありだと拝察いたします。

思えば、昭和五十年十一月二十一日を最後に途絶えたままになっている靖國神社への天皇陛下の御親拝の再開を会員一同待ち望んでいます。そのためには、先ずは国民の代表たる総理・閣僚の靖國神社参拝の当たり前こそが肝要です。残念ながら閣僚の参拝もメディアのあおりを受け、年々淋しい状態になりつつあることは、甚だ遺憾と言わざるを得ません。

「英霊にこたえる会」として、先ずは会が目的としている「護國のいしずえとなった二百五十万の英霊に対し国及び国民の尊崇と感謝の誠を表すため、これが公の行事として実施されるよう、広く国民運動を推進すること」に努力しますが、従来の活動に加え、今日の時代背景に応じた意識改革と若い世代を取り込んだ新しい視点に立った活動を振起する必要性を強く感じています。
私どもは今こそ会員一同、心を一つにして、目的達成のために邁進する所存です。 靖國の杜に鎮座まします英霊に私どもの決意と今後の活動を御照覧頂き、限りなきご加護を賜らんことを祈念申し上げ祭文と致します。

令和五年八月十五日
英霊にこたえる会   
会長 古 庄 幸 一

 

古庄幸一会長、来賓

山口宮司 参集殿2階

入会申し込み・お問い合わせCONTACT

本会への入会申し込み・お問い合わせは、こちらからお願いいたします。